子供が幼児期から入園、入学の時期になると(通園グッズや洋服のお直しなど)
裁縫を必要とする事案が多々出てきます。
たくさんの 裁縫の機会が増えると欲しくなるのがミシン。
前から欲しいとは思っているけどまだ購入にはいたっていない。
ミシンって安いものから本格的なものまで本当にたくさんあってどれを選んだらいいのか分からない…。
そんな方も多いのではないでしょうか。
私も買おう!と思ってから購入に至るまで結構悩みました。
そして今回、ブラザーのPS205を購入したので、使った感想をレビューします。
先に結論を書きますと、”ブラザーミシンPS205″は子供の入園、入学グッズや、ズボンの裾上げ(あまり厚い布でないもの)、ちょっとした鞄、小物を縫ったりするのに使用したい方にお勧めできるミシンですよ!という内容です。
ブラザーミシンPS205(PS202,PS203)買ってよかった?
ズバリ。PS205買ってよかったです!
これからいいと思ったところ、オススメのところや、
逆にこういう方は違う機種の方がいいかもというところをお伝えしていきます。
PS205,PS202,PS203の違いは何?
PS205,PS202,PS203の違いはズバリ、ミシンの色です。
3つそれぞれミシンのボディの一部に少し色と柄が入っているところがあります。
私が購入したPS205はホワイトで他のものに色が入っているところも
本体色と同じ白色で、柄も入っていないシンプルな見た目になっています。
他、PS202はピンク、PS203はブルーになっていて、
縫い方がプリントされている部分に少し色と柄が入っているところがあります。
機能は全て同じなので見た目が違うだけです。
オススメポイント①ミシンの下準備が簡単だった
私、ミシンの使用は学生の時以来で十数年振りでした。
当時ミシンを使っていて私が思った感想は
“ミシンって布を縫うまでの準備が結構あって大変だなー。”
でした。ボビンの糸巻きから上糸、下糸のセットまで
慣れている人にはそうでもないのでしょうが、
私には時間がかかって大変なものに感じた思い出があります。
(ボビンケースとかボビンケースをセットするところとか…下糸通しとか…。)
その思い出もまま、今回PS205のミシンの下準備をしたのですが、
付属されているDVDを見ながらボビンから上糸通し、下糸のセットまで
準備をしたらあっという間に布を縫えるところまで準備ができてしまいました。
本当に「え!もう終わり??もう縫えるの!?」という感じでした。
「最近のミシンすごい!時の流れを感じる…。」と心の中でプルプル震えました。
ちなみにこのPS205シリーズのミシンは誕生して13年経つロングセラー商品だそうなので、
単に私の中のミシン像が全然アップデートされていなかっただけです。
最近のミシン界に対して完全なる浦島太郎状態でした。
オススメポイント②糸カッターが要所要所についていてストレスフリー
- 下糸巻き装置部分(ボビンに糸を巻くところ)
- 下糸セット釜部分(ボビンをセットするところ)
- ミシン針の横のミシン本体部分(ミシン縫い終わりに使用する糸切り)
この三箇所に小さな糸切り用のカッターが付いていて
わざわざハサミを使って糸を切る手間がなく、作業がスムーズでした。
このカッターというポイントも、
最近のミシンなら多くのミシンについている機能のようなのですが、
なんせミシンのイメージがかなり昔のもので止まっていたもので、
浦島な太郎は便利だなー。と感心しました。
縫い終わりのカッターですが、
ミシンによっては自動糸切り機能がついたものもありますが、
縫い終わりに生地をスーッと引っ張ってカッターのところに糸を添わせて
布を下に下ろせば力を入れることなく軽く糸が切れるので
手動でもカッター付きというだけで十分便利だと感じました。
オススメポイント③下糸セット部分が水平釜
オススメポイント①と重なる内容ですが、
私にミシンに大変だというイメージをつけてしまっていたボビンケース。
ミシンの下糸セット部分に水平釜が採用されているため、
PS205のミシンには存在しませんでした。
下糸を上糸ですくい上げる作業の下糸通しという作業も必要ありませんでした。
下糸のセットが簡単ということはミシンの糸の色交換の作業なども簡単。
ということになるので、より”ミシン=(イコール)大変”
と思っていた気持ちのハードルを下げることができました。
ミシンを使う多くの人もこの下糸のセットが大変という気持ちを抱えていたのか、
最近の家庭用ミシンの多くは水平釜を採用しているようです。
ちなみに、昔からある垂直釜にもメリットがあり、
垂直釜のミシンの方が糸で縫った縫い目の縫い締まりが良いんだそう。
そして釜が故障した時も釜のサイズの規格が標準化していて、
交換が容易だそうです。修理して長く使える可能性が高まるってことですね。
気になったところ
ここまでオススメのところばかり書いてきましたが、気になった点もお伝えしていきます。
あまりに小さいものは縫えない
小物を縫う時にオススメと冒頭で書きましたが、
あまりにも小さい物、特に細い筒状のものなどは縫えません。
今回PS205を買って最初にスマホ用の移動ポケットをこのミシンで作りました。
一通りミシンで縫って最後に布を裏返す為に縫わずにいた筒状の部分も
縫えるのならばミシンで縫おうと思っていました。
しかし、筒状の部分が狭すぎて、ミシンの筒縫い用の部分にはめることができず縫えませんでした。
そこはミシンで縫うのは諦めて、子供の服にワッペンをつけたり、
名前タグをつけるのに普段からお世話になっている裁ほう上手(布接着剤)を使用しました。
裁ほう上手で接着をして問題なく移動ポケットは完成しました。
ミシンで縫わなかったので縫い目なく綺麗に仕上がり、
ミシンで縫えなかったことで困ったりもせず、
満足のいく仕上がりのものができました。
小さな筒状のものをミシンで縫いたいと考えていて、
PS205というミシンを購入しようと考えている方は注意してください。
厚物はギリギリ感。
生地の厚いものや生地を何枚も重ねたものは縫えなくなないですが、
厚みや生地の硬さによっては布送りで布が送りきれなかったり、
縫い目が飛んでしまうことがあるかもしれません。
でもそうなる問題は生地の薄い部分から厚い部分を縫う際に
押えに大きな段差ができてうまく布送りができない事により起きているように感じました。
PS205購入時に付けられている押え(ジグザグ押え<J>)には
厚い布地を縫う際に布地の段差で布送りができない際、
抑えを水平にする機能が付いています。
その機能を使って、私は少なくとも帆布生地5枚重ねた部分は綺麗に縫うことができました。
PS205で塗ったもの
この記事を書くまでに以下のものを塗ってみました。
- スマホ用移動ポケット(4つ)
- 子供のズボンのゴム紐(4着)
- 子供のお昼寝布団のシーツ用にバスタオルの四隅に縫い付けるゴム(1枚)
子供のズボンのゴムやシーツ用のゴムは今まで手縫いで縫っていたので、
ミシンで綺麗に短い時間で仕上げることができて、ミシンを買ってよかったなー。
と実感しました。
スマホの移動ポケットを1つ作ってみたら
思いの外、簡単に満足のいく物が出来きました!
ですので同じ形のものを全部で4つ作りました。
作ったスマホ用移動ポケットとスマホ用移動ポケットの作り方が気になった方は
こちら↓も見てみてくださいね。
まとめ
私は今回、子供の服のお直しや、子供のためのグッズ(バスタオルシーツ)、
ちょっとした小物(スマホ用移動ポケット)を作りたくて、PS205を購入しました。
結果、このミシンを買って縫うまでの準備も操作も簡単でとても満足しています。
今までのミシンに対して“大変”というイメージが
PS205を使って“簡単で、ちょっと楽しい♪”にイメージが塗り替えられました!
また使って見ての感想として、PS205購入にオススメの方とそうでない方をまとめます。
PS205をお勧めしたい方
PS205がオススメできない方
終わりに
PS205はミシン初心者で子供のグッズなどを作りたいと考えている方にオススメです。
私はPS205にて
- 手縫いからの解放で時間短縮。
- 手作りの入園グッズで子供に喜んでもらう(経済的にもお得)。
- 準備が簡単なのでストレスフリーで自分好みの裁縫グッズを作る楽しさ。
を得ることができました。
ミシンが欲しいけど迷っている。という方、ミシン選びの参考にしてみてくださいね。